修理は必要?iPhoneの故障別の症状や原因、そして対処法について

昨日まで使っていたiPhoneが急に使えなくなった、焦っていたらiPhoneを水の中に落としてしまったなど、さまざまなことが原因になりiPhoneが故障してしまうことがあります。
外観の状態から見ても明らかに故障している場合は修理や買い替えが必要になりますし、目立った破損がなくてもiPhoneが起動しない、使えなくなったというケースは多々あります。そういった場合は、iPhoneに関連した故障別の症状や原因、そして対処法などを抑えておくといざという時にも焦らず対応することができるはずです。
 
 
iPhoneのよくある故障の症状や原因、それらの対処法について
iPhoneが普段よりも使いづらい、もしくは全く使えない状態になってしまったときには「修理」が必要になるかもしれません。
  1. 大きな破損が原因であれば修理が必要だと判断しやすくなりますが、目にみえる不具合がないと「修理を依頼したほうが良いか」、「ほかの方法で解決できるものなのか」といった判断が難しくなります。
以下では、iPhoneを修理に出すべきかどうか悩んでいる方に向けて、水没や画面割れ以外の故障の状態や原因、対処法についてご紹介します。
 
(1)iPhoneの画面が映らない
「さっきまで使えていたiPhoneの画面が急に突然映らなくなった」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。「iPhoneの画面が映らない」という不具合は比較的多く、不具合の原因になることもいくつか存在するため、修理に出すべきかどうか迷ってしまいます。ただ、画面が映らない状態が長く続けば、誰かに連絡したくでもiPhoneが使えないという状態になり非常に不便です。そのため、画面の状態を探りながら必要に応じて対処法を試し、全く反応がなく改善が見られないときには早急に修理に出すことで問題を解決しましょう。
 
■iPhoneの画面が映らない主な原因は?
iPhoneの画面が急に真っ暗になり何も映らなくなったときの主な原因として、「バッテリー切れ」や「動作の不具合」「液晶の故障」が挙げられます。ただ単にバッテリー切れであれば充電すれば問題が解決しそうですが、ソフトウェアの故障による動作の不具合や、液晶画面の配線が断線しているといった場合には必ず修理が必要になります。中には、液晶が壊れているだけでタッチパネルは正常に使える、といったケースもあります。
バッテリー切れは充電をしなかったために画面が映らなくなりますが、液晶の故障に関しては落下や水漏れ、さらには湾曲などが原因となっている場合が多いようです。画面の配線の多くは、iPhoneに強い衝撃が加わり画面が壊れたことが原因です。目立った破損もなく配線が断裂してしまった場合は、自然故障の一つとなりApple Storeで対応してもらうようになるでしょう。
また、バックライトが何らかの原因で切れているときにも画面は映りません。iPhoneを落としてしまったときの衝撃でバックライトが切れるケースもあれば、過失がない状態で切れるケースもあるため、その場合はiPhoneの修理業者やApple Care+の保証サービスを利用して修理、または新しい端末に交換するようになります。
 
■画面が映らないときの対処法について
iPhoneの画面が映らないときの原因はさまざまですが、これらを大きく分けると「電源が入らない」場合と、「画面だけが真っ暗」な場合があります。そのため、画面が映らないときには先ず、どちらの原因がもとで画面が映らないのかを特定することが重要です。
画面が映らなくなったときには、まず「強制再起動」をしてみます。iPhoneのホームボタンとスリープボタンを同時に長押して強制再起動をすることで、画面が真っ暗になる状態を改善できる場合があります。
強制再起動したあとでも変わらず画面が真っ暗のままのときは、iPhone端末の側面にあるサイレントスイッチを動かしてみるのも一つです。ここのスイッチを動かしたときに端末から振動や音があるときは、液晶に問題があって画面が真っ暗なままである可能性が高いです。
電源が付かないことの原因が充電切れであれば、30分ほど充電をすることで問題が解決されるかもしれません。しかし、充電をしても一向に問題が解決されない場合や、液晶の問題である場合には修理が必要になります。
ただし、ここで注意したいことがあります。それは、画面が映らなくなった原因が「水没」であった場合には、決して電源を入れてはいけないということです。無理に電源を入れて起動したことで、状況が悪化してしまう可能性が高いからです。
 
 
(2)バッテリーの調子が悪い
毎日のようにiPhoneを使っていると、だんだん「バッテリーの持ちが悪くなってきた」、「突然電源が落ちてしまう」、「バッテリーが膨張しているように感じると」といった不具合に気づきます。このようなときには、バッテリー自体を交換するべきか、iPhone端末に不具合が起きているなら修理をするべきかなど、その後の対処法に悩んでしまいそうです。
 
■バッテリーに関する不具合やその原因は?
iPhoneバッテリーを充電してもすぐにバッテリーが消耗してしまい、一日に何度も充電しているなんてことはありませんか。動画を視聴する機会が多い場合や、ゲームをする時間が長いといったときにはそれなりにバッテリーを消耗しますが、iPhoneを使っていないときのほうが多いのに充電が少なくなる場合には少し注意が必要です。
iPhoneのバッテリーが劣化すると端末の性能も下がり、結果的にパフォーマンスが悪くなってしまうため早急な対応が必要です。そのため、バッテリーの消耗のほか、iPhoneの動作が重い、さらには遅いと感じたときにはバッテリーの劣化が原因になっている場合があります。
 
■充電の不具合に関する対処法について
充電に不具合が起きていると感じているときには、iPhone端末の使用状況を確認することで充電の不具合を確認することができます。
確認方法としては、iPhoneの設定画面から一般→使用状況と進み、バッテリーの「使用時間」と「起動時間」の部分の時間をチェックしてメモをしておきます。その後、iPhoneをスリープした状態で5分間おいて、その後もう一度使用時間と起動時間をチェックします。最初にチェックしたときと比較すると、起動時間はもちろん5分増えます。しかし、それと同時に使用時間に関しても1分以上増えるようであれば、何らかの原因でiPhoneが余計な電力を消費している可能性が高いといえるでしょう。
同じiPhoneを2年以上使用しているような場合も、充電の減りが速くなったり、バッテリーが膨張してしまったりということがあります。このように、長い期間使っているとバッテリー自体が消耗している可能性が高いため、必要に応じて新しいバッテリーに交換する作業が必要になります。
先日Apple社から、iPhone 6以降の機種を対象に、バッテリー交換プログラムについての発表がありました。これは、iOSのアップデートにより動作速度を意図的に減速させたことを謝罪したもので、希望するユーザー全員を対象に2018年12月まではバッテリー交換にかかる料金が割引されます。現在、iPhoneのバッテリー状態をチェックするための機能が、新たなiOSで追加されているのでこの機会にぜひ試してみるのも良いでしょう。
 
(3)iPhoneのホームボタンが反応しない
水漏れや落下などが原因でiPhoneが故障してしまったら、確実に修理や買い替えが必要になります。しかし、見た目には全く問題のない状態であるにも関わらず、iPhoneの「ホームボタン」が反応しない場合はどうでしょうか。
ホームボタンが全く押せない場合もあれば、強く押さないと反応しない場合など、日によってホームボタンの調子が良いときと悪いときがあります。ホームボタンを押せないと瞬時にホーム画面へ戻れない、スクリーンショットが撮れないなど、さまざまな機能を使う際に不便になります。もちろん、ホームボタン以外でもこれらの機能を使うことができますが、ホームボタンに慣れている方にとっては不便さを感じるでしょう。
 
■ホームボタンが反応しないときの原因は?
iPhoneのホームボタンが反応しないときには、ホームボタンの周りが汚れていることが原因になっている可能性があります。iPhone8までの機種にはホームボタンが付いていますが、ホームボタンの感度が鈍くなったことが原因で押しても反応しないことがあります。感度が鈍くなることの原因は端末内の部品が劣化している場合が多く、その場合にはApple Storeや正規サービスプロバイダ、さらにはiPhone修理専門店に依頼してホームボタンを修理してもらう、または新しい端末に交換してもらうようになります。
内部の部品が劣化している以外にも、iPhoneのストレージの空き容量が少ないときにはボタンを押しても時間がかかり、反応が遅くなれば利便性が失われます。
 
■ホームボタンの不具合に関する対処法について
ホームボタンの反応がないときには、再起動してみましょう。再起動しただけで動作が正常に戻ることもあれば、これといった改善が見られずに問題が解消されない場合もあるでしょう。
再起動してもホームボタンの不具合が改善しない場合は、壊れた内部パーツを新しいパーツに交換するための修理を依頼する、もしくは新しい機種に買い替える必要があります。ホームボタン修理を依頼するまえの対処法として便利なのが、「アクセシビリティ機能」です。普段使っているホームボタンの代わりにアクセシビリティ機能をオンにすると、さまざまな機能を使えるようになります。iPhoneのホームボタンが壊れやすいという弱点を見込んで、今のうちからアクセシビリティ機能を使い、ホームボタンを多用しないといったこともポイントです。
しかし、このような便利機能を用いたとしても、iPhoneのホームボタンが自然に直るわけではありません。そのため、ホームボタンの不具合が原因で、ほかの機能に不備が生じてしまう前に修理をすることが大切です。

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